【 その他 】■□■ STILL A PUNK ■□■■楽しんでくれよ。さもなきゃ、くたばっちまえ-セックス・ピストルズとして生きた男が書きおろしたパンク・ロック最後の真実。ジョン・ライドン自伝。登場人物はすべて実名。イギリスでは発売直後訴訟続出のリアル・パンク・ストーリー 。■ ■22-20sの感想■ ■高校時代、N先輩はすべてだった。 彼の教えてくれる音楽、映画、アートはすべて最高で、最高だった。 彼の思想は十代の俺には憧れだった。 そんな十代の頃の愛読書。 N先輩いわく、『これ読まないで、パンクは語れないね。』 だそうだ(笑) 今じゃ彼は落ちぶれて、俺が高校生のころ憧れていた人ではないけど。(人なんてそんなもん、悲しいね。) この言葉は本物だ。 本当のパンクの裏がすべて明らかになる。 パンクファンにはぜったいオススメ。 最近、エセパンク野郎が多くて、なんだか嫌だ。 そりゃ、パンクファッションとかはかっこよいけど。 なんか違う人が多いような気がする。 私が思うに、不良とパンクスの反抗の違いはそこに思想があるかないかじゃないかな。 とにかく読んでみ。 影響をうける人は、少なからずいるから。 特に十代。 ■ ■□■ DEPP ■□■ ■生の言葉と私生活を公開!青春、恋、生きざま― これはジョニー・デップという俳優の生き様を綴った初めての本である。 そもそもセレブにまつわる伝説と事実の間にずれがあればあるほど、彼らは有名になってゆく。 売上を伸ばすだけのためにセレブに関する嘘を書き立てるタブロイド紙… この本では、事実とタブロイド紙のデッチ上げをはっきりと区別し、 豊富かつ貴重な写真とも併せジョニー・デップの真実に迫ってゆく。■ ■22-20sの感想■ ■暇つぶしに、ジョニー・デップが大好きで、彼の作品は全部観てる! ってな理由で買った本です(笑) 男でも惚れるジョニー・デップの魅力がつまった一冊!って感じで、良かったです♪ 映画の評論などは、偏ってなく、いたって冷静にされており好感が持てました。 文章メインでDeppの「虚」と「実」を明快に解説してあって、良いなあと。 自伝はたくさん出てますが、これはホントにオススメの一冊。 深くジョニー・デップにふれることができます。 レッチリのフリーやジョン。リヴァ―・フェニックスなど、私の好きな人物も話の中に登場して、とても楽しめました。 やっぱ、彼は生き様もかっこよいね。 あと白黒だけど、写真がかっこよすぎ(笑) まさに男が惚れる男ですね。 彼の言葉で好きなのが、 『Nothing is permanent.dawns on you,it kind of messed you up.』 (永遠なるモノは何一つない。何かが見えてきた、と思うことで人は駄目になるんだ) って言葉。いいこというなあ。。。 とにかく良いよ♪これ。 個人的にオススメッス♪■ ■□■ I love you ■□■ ■祥伝社創立35周年記念特別出版。愛してる、って言葉だけじゃ足りない(オール書下ろし)。恋愛には物語がある。初めて異性を意識しはじめたとき、相手とのあいだに微妙な距離感を感じたとき、初恋の同級生との再会を果たしたとき、そして別れを予感したとき…。さまざまな断片から生まれるストーリーを、現在もっとも注目を集める男性作家たちが紡ぐ、至高の恋愛アンソロジー。作家は、伊坂幸太郎、石田衣良、市川拓司、中田永一、中村航、本多孝好■ ■22-20sの感想■ ■”中田永一=乙一”という説があったのと、伊坂がいるってので、 購入してしまいました(私、単純です) で、↑の説ですが。あまりにも乙一さんっぽすぎて 逆にどうなんだろうって…。 『ファウスト』に載っていたリレー小説の時の台詞と、 全く同じ台詞が使われていたりしたのが…うーむ。。。 これは…トラップ?(何の(笑)) まあ、小説自体すごい面白かった。 すごい少女漫画みたいなはなしなんすが、キャラが面白いし、後半、グッときちゃうとこもあって、かなりお気に入りの作品♪ そういえば、デスノートの原作者も乙一って説が。。。 おいおい、乙一さん。 何、企んでいるですか?(笑) 話し飛んで、この中でいちばん好きなのは、(中村航)の『突き抜けろ』 ストレートに、愛するって素晴らしい、みたいな(こうやって書くといかにもクサイ台詞になってしまうんだけど)ことを書いていて。 ちょっと考えると恥ずかしいんだけど、それがわりと自然に響いてくる感じが好ましかった。 これは清い。 身もだえしちゃうくらい。 印象的なセリフ。 「僕は今、何の途中にいるのだろう、 僕は今、どんな途中にいるのだろう。」 グッときやした。 さてさて、「透明ポーラーベア」(伊坂幸太郎) おー!なかなか面白いじゃないか!いろんな人や物事が意外なところで繋がっているというのが、シャレているというか心にくい。 でも、この人はもっと面白いやつ書けると思うので、六十点ぐらいっす(えらそうだな(笑)) 他の作品もなかなか面白い♪ スタイリッシュで、今時の恋愛小説で楽しめることは楽しめます♪ 装丁もおしゃれなので、プレゼントには最適♪ いかがっすかー?■ I love you ■□■ 青に捧げる悪夢 ■□■ ■豪華著者によるミステリーアンソロジー決定版! [ 著編者 ] 恩田陸 著:若竹 七海 著:近藤 史恵 著:小林 泰三 著:乙 一 著:篠田 真由美 著:新津 きよみ 著:岡本 賢一 著:瀬川 ことび 著:はやみね かおる [ 内容 ] 閉ざされた全寮制の学園で起こった悪意のゲーム『笑いカワセミ』に、美貌の少年ヨハンが挑む! 〈恩田陸「水晶の夜、翡翠の朝」〉ほか豪華執筆陣が贈る、せつなく、可笑しく、おぞましい傑作ミステリの饗宴!■ ■22-20sの感想■ ■・恩田陸 『水晶の夜、翡翠の朝』 閉鎖された学園に広がった「笑いカワセミ」の奇妙な噂。 そしてその噂が引き起こした数々の事件の真相は…。 この本を手に取った一番の目的がこれ。 『麦の海に沈む果実』の学園の、その後のショートストーリーです。 主人公はヨハン。 理瀬が去った後の学園が舞台です。 短いお話ですが、これから先に広がっていくであろう世界の恐ろしさまでを予見させる、そんな物語でした。 ヨハン…。美しさと恐ろしさとたくましさに磨きがかかって…でも私はそんなあなたがとても心配です(笑) ・若竹七海 『みたびのサマータイム』 十七歳の誕生日の夜、渚は海辺の「幽霊屋敷」のそばである青年と出会います。 屋敷で起こった過去の事件とは?そして彼との関係は…。 先日読んだばかりの(というか、このために急いで読んだ)『クール・キャンデー』で主人公だった渚がここでも主人公。 前作では相当ぎゃふんと言わされたので、結構用心しながら読みました。 あの後どうなったか、これでわかるかしら…とも思いながら読んだのですが、その辺はぼやかされていて明言はされず。う~、心にくい感じ…。 とはいえあの頃十四歳だった渚も、もう十七歳。 大きくなって…とかしみじみしていたら、また驚愕の事実が。 え!そんなこともあったの~?! もうあの人ってばどうなってんのさ…。 ・近藤史恵 『水仙の季節』 双子の美少女姉妹の写真集の撮影を頼まれた駆け出しのカメラマン。 彼が巻き込まれた事件とは…。 双子の姉妹…というのでマナカナを想像しながら読んでしまった私ですが(笑) シンプルなショートミステリーでした。 ラスト。。。この後どうなるんだ。 彼はどうするんだ。 やっぱりかわいい子はオトク…(笑) ・小林泰三 『攫われて』 「わたしたち、誘拐されたの。小学校から帰る途中、公園で道草してた時に」 散らかった部屋の中、彼女が唐突に語り始めた事件の真相は…。 途中で本気で貧血を起こしそうになりましたよ。 最後まで読んで倒れそうになりました。 いやーっ!!やめてー!痛いー!よ(オカマ風) ・乙一 『階段』 小学一年生のころ階段を下りられなかった妹。 恐ろしかった父、父を止められなかった母。今振り返る家族の記憶は…。 小林さんの前作があまりに恐ろしかったので、もう読むの止めようかとおもったんですけど、がんばって読みました(だって乙一だもんな) でも相当びくびくしながら読みました(最近、挙動不審(笑)) 小林さんの衝撃がすごすぎて、こっちは結構あっさり読んでしまったかも。 予想通りの展開でしたし。 あぁ、でも怖くなくてよかった…。(何か感想として間違っている気もしますが。) しかしながら、乙一さん。。。 人間の恐さを感じました。 ・篠田真由美 『ふたり遊び』 父も母も死んで幽霊になった。 弟は行方不明になった。 古い大きい「お城」で一人生活を楽しむ少女は…。 ちょっぴり怖いけれどきれいな、狂気の世界のお話。 こういうのは苦手じゃない…むしろ好きかも。 「うふふふふ…」「あはははは…」っていう声が闇に消えていくような。。。 少女漫画のような絵が浮かびました。 ・新津きよみ 『還って来た少女』 友人から自分にそっくりな少女を別の街で見かけたと聞かされた七穂。 その少女の正体は…。 (ネタバレですけど)また双子かぁ、と 特に怖くもなく、普通に読んで普通に読了。 ふーんという感じ…。 ・岡本賢一 『闇の羽音』 行方不明の友人アカネを探して廃墟にもぐりこんだユリカとナオト。 彼らがそこで出会ったものとは…。 普段私はこういう「異形モノ」をまったく読まないので、ある意味新鮮でした。 特に好きじゃありませんが…。 映像がリアルに想像できそうで、したら怖いのであんまりしないように読みました。 でもイメージはマンガの「ハンガー×ハンター」…ぶるぶる。 きっとあいつはキメラアント(笑) ・瀬川ことび 『ラベンダー・サマー』 避暑地での映画撮影をもくろんでやってきた三人の少年。 ラベンダー畑で彼らが出会った可憐な少女の正体は…。 これは怖くないホラーでした。 真相とかそういうのは何もわからずじまいですが、ほほえましくてよいではないですか。 うん。 ・はやみねかおる 『天狗と宿題、幼なじみ』 小学六年生の快人と春奈。 夏休みの自由研究で聞いた長老の話の真相を確かめるべく、天狗山に上った二人は…。 この二人はかわいいなぁ。 文章とか構成とか、物語的にはそんなに高評価ではなかったのですが、この二人のキャラがとてもよかったのでOKということで。 大学生になった二人の物語っていうのも出ているそうなので、読んでみようかなと思います。 『攫われて』以降、ものすごくびくびくしながら全部読んでいたので、ラストの作品がこれでよかったぁ~…と心から思いました。 全体的に面白い。 読む本ねーなって人にオススメ■ 青に捧げる悪夢 ■□■ 赤に捧げる殺意 ■□■ ■角川スニーカー文庫で出版されたいろんなミステリ作家さんの作品をまとめたアンソロジー。 収録作は、 『砕けた叫び』(有栖川有栖) 『トロイの密室』(折原一) 『神影荘奇談』(太田忠司) 『命の恩人』(赤川次郎) 『時計じかけの小鳥』(西澤保彦) 『タワーに死す』(霞流一) 『Aは安楽椅子のA』(鯨統一郎) 『氷山の一角』(麻耶雄嵩) の8編。■ ■22-20sの感想■ ■* 作品数がけっこうありますので、あらすじは省略させてもらいます(さぼり(笑)) ******** オススメ! だとか 見事! とか すっごくおもしろい! とかの作品がなかったのが残念ですが、各作品とも好き嫌い関係なくさっくり読めました。 お手軽な読み物感覚です。 読ませるし、それぞれにおもしろいんですけど、でも、パンチが足りない、そう感じてしまいました(残念っす) では、各作品について、簡単に感想を勝手に。。。 ・『砕けた叫び』 アリスががんばるお話です。 なぜかほのぼのしてしまいました。 ところで、ダイイングメッセージについて仰ることはよくわかるんですが……それをなんとか処理するのがプロの仕事だと私は思うのだがー。。。おい! ・『トロイの密室』 収録作中、もっとも苦手な作品です。 よく言えば通俗的。 悪く言えば安っぽいサスペンスドラマのように見えて仕方なかったんです。 密室の結末だってちょっと肩透かしでしたし(ちゃんと書けよ!) ・『神影荘奇談』 狩野俊介のシリーズもの。 この中では一番好きな作品です。 ぐっときましたね。 一番シンプルでわかりやすかったですし、怪しげな雰囲気の場面もどこかコミカルで楽しかった。 これはナイスデス♪ ・『命の恩人』 さすがは赤川さん。 一級品のリーダビリティの高さ。 安心して楽しめました。 ・『時計じかけの小鳥』 試行錯誤による積み重ねの推理の展開はさすがのもの。 でも、主人公のひとりよがりといいますか……フォローは入ってますし、伏線だってありますけど。せめて誰かからのつっこみが一言でもほしかったです。 ・『タワーに死す』 これ、バカバカしくてけっこう好きです。 いえ、バカミス作家として名高い霞さんがやられたからこそ許せたというのもあるんですが、それでも遊び心が楽しかったです。 収録作中数少ない明るい雰囲気のお話でした(^^) ・『Aは安楽椅子探偵のA』 嫌いじゃないけど……なんか唐突で……。 でも、まあ、アンナが可愛くて面白くて。。。良しとしましょう(笑) ・『氷山の一角』 メルに振り回されるあいかわらず哀れな美袋。 かわいそう(笑) メルも大変なことはあるでしょうが、それ以上に美袋が (;_;) 美袋の哀れさとメルの思惑が気になって、犯人なんてどうでもよくな……いえ、なんでもありません(笑) 『青に~』ほどインパクトはなかったけど、とにかく色んなミステリを見ることができて面白かったです。 作者陣も名前は知っているけど読んだことのない人ばかりで、新鮮。 こいつぁ楽しめます♪■ 赤に捧げる殺意 ■□■ LOVE or LIKE / 石田衣良/著 中田永一/著 中村航/著 本多孝好/著 真伏修三/著 山本幸久/著 ■□■ ■男女が出会うと、いろいろな感情が生まれる。 気になる、好き、愛しい、せつない…。友だちが恋の対象になるのは、どんなときだろう? 転校生への憧れ、再会した同級生への複雑な感情、文通相手のまだ見ぬ異性へのときめき―。 微妙な機微を、6人の実力派男性作家が描く恋愛アンソロジー。 身体を合わせてもただの友人であるふたりが、好きな人に近づくために協力し合い…―石田衣良「リアルラブ?」 海でおぼれ掛けてからわたしが目を覚ましたとき、五年の月日が経っていた……―中田永一「なみうちぎわ」 昼休みに公園で見かけたのは、猫と木のウロの中にイラストを残してくれている誰かで…―中村航「ハミングライフ」 小学生のとき僕ら三人が好きだった女の子は、20歳になったら誰が好きだったかを明かしてくれるといっていたが…―本田孝好「DEAR」 転校してきた彼女を見たときから惚れていたけれど、それを認めることはできず…―真伏修三「わかれ道」 小さな小さなところではあるけれど、輸入雑貨屋を開くことができた真弓子だが…―山本幸久「ネコ・ノ・デコ」 という六編からなるアンソロジー。■ ■22-20sの感想■ ■全六作品、どれも良かったっってことにしておきましょう(笑) そん中でも「なみうちぎわ」「ハミングライフ」「DEAR」が大いに好み。 「なみうちぎわ」は溺れ死にかけたせいで、16歳から5年もの間、意識を失っていた女性が主人公。 高校生だったのに、目が覚めたら二十一世紀になっていたという話。 家族の辛さもさることながら、ずっと付き添っていた男の子の思いに胸が熱くなりました。 贖罪の意味もあったんだろうけれど、本当に好きだったんだろうなあ。 前向きな女性の思いが美しいです。 前作の「百瀬、こっちをむいて」にやられまくりでしたが、これもかなり◎ この謎の作家が気になります。 「DEAR」は小学生のときの思い人を二十歳になった同窓会で振り返るお話。 子供のころの思いって、一途で、周りを見てなくて、同時に残酷で。 そんな甘酸っぱさをかみ締めさせてくれるところは、著者のうまさ以外に他ないです。 大人になって突きつけられる現実はつらくもありますが、同時に希望も見せてくれたのではないかと。 20歳になったときに明かされる三人の中の好きな人。 その手紙の温かさにじんわり。 すごい残酷なのに優しい。嫌な読了感が全くなかった。 エクセレントです。 そんな二作も良かったけれど、本作のベスト短編だったのが「ハミングライフ」。自分のほかにも野良猫を構っている人がいることに気づき、いつの間にかネコを介して文通が始まるという物語。 語り口がもろ好み。 しかも、文通(というより、交信)の内容が面白い。 たった一文を毎日やり取りしていくうちに、だんだん相手のことが浮かび上がってくるから不思議なものです。 文通中に出てくるイラストのかわいさも良し。 独特の世界観と文体とユーモアで、非常に魅力的な作品に出来上がっています。 この短編だけでも手に取る価値があったと思いました。 いやー実に素敵なラブストーリー集。 装丁も洒落てるし、いい作家だらけで、お腹いっぱいになれます☆■ Love or like ■□■ アナザーホリック ランドルト環エアロゾル ×××HOLiC / CLAMP/原作 西尾維新/著 ■□■ ■「どれほど会いたいと思っても、人は、死んだ人に会うべきではないのよ」 人 ひと ヒトヒトこそこの世で最も摩訶不思議なイキモノ――…… 「ここは、この場所は、願いを叶える店――自分で願いを叶えることができる人は、入ってくることも、視ることもできない……」 ヒトこそ、この世で最も摩訶不思議なイキモノ…。 必然の奇跡(コラボレーション) CLAMPの大人気コミック「×××HOLiC」を西尾維新が渾身のノベライズ。■ ■22-20sの感想■ ■西尾維新とCLAMPのコラボ。 ってか西尾の一方的ファン精神ですね(笑) 普通に面白かったっす。 西尾節炸裂。 西尾ならではの言葉遊び。 読んでて、一番面白かったところといえば、 四月一日と祐子の「浅ましい台詞でしりとりをしよう」ってやつですね。 もう爆笑。 ザコキャラの台詞がいっぱいやなあ(笑) って思いながら読んでました。 個人的に二話が好き。 ゾクゾクしましたね。 全体的にホリックのイメージをうまく残してるんで、ホリックファンも、違う人も楽しめる。 装丁と栞がいいよね。 特に栞。 紫のヒモにHOLiC(中毒)って文字がずらっと。 いけない本を読んでる感じがして(笑)■ ×××HOLiCアナザーホリックランドルト環エアロゾル ■□■ DEATH NOTE ANOTHER NOTE ロサンゼルスBB連続殺人事件 / 大場つぐみ/原作 小畑健/原作 西尾維新/著 ■□■ ■デスノート×西尾維新の衝撃のコラボレーション。 ロサンゼルスで起きた不可解な連続殺人事件。 「ロサンゼルスBB連続殺人事件」…それは、FBI捜査官・南空ナオミと、世紀の名探偵・Lとを結びつけた、運命的な事件だった…。 犯行現場は密室で同一犯人と思われるが被害者の接点はなかった。その事件にLが乗り出した。 休職中のFBI捜査官・南空ナオミはその下で働く事に…■ ■22-20sの感想■ ■見事に騙された!って感じです。 たぶん原作読んでる人は確実にやられます。 とりあえず、オリジナルは必読。 まあ、知らなくても面白いのですが、知っているとやばい面白いはず。 南空ナオミ大活躍です。 少しイメージがずれましたが、これはこれで好きな感じ。 なにしろド変態竜崎の奇行に対する反応というか、感想・ツッコミがもう、素敵(笑)なんす。 西尾×デスノ。。。これぐらいの個性と個性のぶつかりあいがあると、ノベライズの意味ってあるよなーって思います。 内容も薄っぺらな本のわりにはいいと思いますよ。 表紙も栞も良いしね★■ Death note another noteロサンゼルスBB連続殺人事件 ■□■ 推理小説 / 秦建日子/著 ■□■ ■会社員、高校生、編集者…面識のない人々が相次いで惨殺された。 事件をつなぐのは「アンフェアなのは、誰か」と書かれた本の栞のみ。 そんな中、出版社に届けられた原稿には事件の詳細と殺人予告、そして「事件を防ぎたければ、この小説の続きを落札せよ」という要求が書かれていた… 再注目作家、驚愕のデビュー作。■ ■22-20sの感想■ ■ドラマ(アンフェア)がやたら面白くて、すっかり(アンフェア)ホリックです。 なんで原作も読んでみました。 なんていっても、主人公がいいですね。雪平夏見。 すごく魅力的なキャラクターです。 彼女の存在だけでも一見の価値あり。 ドラマとは少し違ったストーリーで、犯人も違います。 なんで、これはこれなりに楽しめました。 原作より、ドラマのが面白いだとか、いろんな評価をうけてますが、自分はこの小説版も好きですよ。 読み手としては、書き方が駄目とかどうでもいいんです。 話が面白ければ、それでよし。 これは面白いし、刺激的で、クールでドライな話だなと思います。 印象に残りますね。 パンチがあります。 自分は冒頭事件で犯人の言う台詞になぜか惹かれました。 (これが、リアリティ) (そして、オリジナリティ) ここで、ああ、俺はこの小説好きだなと。 そしてラストの (それが、リアリティ) (それが、私が信じる、リアリティ) ここですね。 大雑把で、荒削りだけど、いい作品だと感じたのは。(★★★☆)■ 推理小説 ■□■ アンフェアな月 / 秦建日子/著 ■□■ ■生後わずか三ヵ月の赤ん坊が誘拐された。 「娘が誘拐されました」「生後三ヶ月なんです」―錯乱状態の母親からの110番通報。 母親の事情聴取に入った刑事・雪平夏見は母親の不審な行動に疑いをもつ。 狂言か?―そこにかかってきた一本の電話。 具体的な要求をしない奇妙な誘拐犯の目的は何か? 赤ん坊の安否は? …事件は思いもかけぬ方向へと進み、やがて胸を打つラストへ― 雪平夏見、バツイチ、子持ち、大酒飲み、捜査一課検挙率No.1、そして「無駄に美人」。 ベストセラー『推理小説』(ドラマ「アンフェア」原作)から2年、異色の女性刑事・雪平夏見シリーズ、待望の第二弾!■ ■22-20sの感想■ ■前作と同様に、雪平の格好良さにズギュンです(古っ) ここまで格好の良い女だと読んでいて、気持ちがいいですね。 『推理小説』と同様に、登場人物の誰もが犯人に思えてしまうストーリー展開。 一気に読めます。 一般的な推理小説とは違い、事件がただの事件で終わらない。 必ず何かあるところが興味を湧かせますね。 非常に気持ちのいい裏切りをしてくれる作品。 この秋にドラマの続編が放送。 来春には映画も公開。 ますます期待が高まりました。(★★★☆)■ 【重版予約】 アンフェアな月 ジャンル別一覧
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